夏が終わった感が増す今日この頃、寝る際も今までエアコンor扇風機が必要でしたが、ここ数日は涼しい、もとい少し肌寒いくらいです。
自分的にはこれくらいの気温がちょうどよく、昼夜問わず20度くらいの世の中になってほしいです。。。
28日に自身として記念すべき、そして忌まわしき初取引を行いました。
前回記事の通り、まともな準備・調査も行わず、しかも明らかに自分の資産に対しそれなりに規模の大きい取引をしてしまいました。
その為、祭りの後状態ですが、保有する銘柄をどう分析するか、今後の練習もかねてしてみたいと思います。
日本郵船の分析
今を時めく銘柄で、直近の値動きが激しく急騰を見せている日本郵船ですが、ざっくりとした概要は以下の通り。
日本郵船直近状況:
- 業種:海運
- 売上高:1,608,414百万円(21年3月)
- 営業益:71,537百万円(21年3月)
- 経常益:215,336百万円(21年3月)
- 1株配:700円
- その他:直近3年間では19年度が最も売上高は高く約1.8兆円。ただし19年度は経常益ベースで445億円の赤字。今期は輸送運賃の値上げにより大幅増益・増配見込み。
もはや周知の事実であり、言及するまでもありませんが今年8月頭に発表された運賃値上げに伴う通期予想の上方修正、増配により、5,000円台にとどまっていた株価も連日急騰、8月中旬に落ち込みを見せたものの、再び上昇に転じて9月27日には上場来高値となる11,300円を付けました。
ただ、配当権利付日となる28日の2日前から大きく下げ、28日締めの段階で、最高値から約1,800円以上もの急落。
自分は何も考えず、この急落の途中で買いに入った状態。非常にまずいタイミングで拾ったという認識です。
日本郵船株の急騰と急落:
急騰の原因は言わずもがな、増収増益増配です。
定期船事業における当社持分法適用会社 OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.の業績は、旺盛な輸送需要の継続に伴い、想定を上回って推移しています。物流事業においても需給が引き締まった状況が続いており、収支が良化しています。また不定期専用船事業では、好調なドライバルク市況等により収支の良化を見込み、業績予想を上方修正しました。
https://www.nyk.com/ir/news/2021/__icsFiles/afieldfile/2021/08/04/20210804jpn_1.pdf
8月4日に発表された「2022年3月期 業績予想並びに配当予想の修正に関するお知らせ」により、大幅な上方修正がかけられ、結果株価爆上げの起爆剤となりました。
ここで株を購入できた人は今チョー楽しいでしょうね。。。うらやましい限りです。
逆に直近で下げた理由としては、配当を見込んで集まった買いに対して、機関投資家が利益確定の売りを行った為といったところでしょうか。今後より細かなニュース記事で説明がなされると思いますが、今現在だと以下のような理由が挙げられています。
- コンテナ運賃の上昇鈍化
- 高値警戒感
- 利益確定売り
1つ目の理由は直近2日間の下げの理由としてはとても弱く、高値警戒感と利益確定売りのミックスで今回の大幅下落につながったと考えています。
今後の見通し
自分で言うのもなんですが、あまり楽観的な展望ではないと考えています。
海運業は明らかに成熟しきった産業であり、大幅な成長が期待できる産業ではないでしょう。
にも拘わらず、現在の株価に対するPBRは2.5倍以上をつけています。これはどう考えても異常です。
完全に自分のような配当率に目がくらんだカモが値を釣り上げてしまっており、本来の適正値から外れてしまっていると考えるべきでしょう。
おそらく今週はこのまま下げる方向に進み、来週以降は日経平均と連動しながら動くのではと予想しています。
加えて運賃状況についても不透明感を個人的には持っており、現在くすぶっている中国恒大集団の問題やコロナの新たな変異種が発見されてしまうと再び景気後退局面に入ってしまい、運賃も値下げせねばならない状態に突入する懸念を持っています。
そうなってしまうと、直近の株価押上要因が完全に帳消しされてしまうので、大幅な下落もあり得ます。
その為、購入したばかりですが早々に出口戦略を検討し、損切りも視野に撤退を検討していきたいと思います。。。
以上

